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努力不足でSES

なんだかTwitterでSESに関わる内容で炎上しているのでちょっと記事にしてみます。
発端はとある女性がツイートした事から始まりました。
著作権的に全部貼り付けられないので、端的に書くと以下になります。

努力不足でSESにしか入社できなかったけど、
ここを踏み台にもっといい条件の会社に転職出来るように頑張る

まぁこんな内容でした。
これにはSESの社長さんなんかも反応していて、割とみんな思う事があるようです。

私的には別に何とも思わないし、より良い環境を求めて転職先を探す事は悪い事ではないと思います。
こんな人と働きたくない、って意見も多々見受けられましたけど、入社後にやる気なくなって愚痴ばかり言って腐ってる人の方が私は嫌です。
また、入社前に本音の部分を皆が皆晒すわけではないし、このような考えで入社している人は世の中にごまんといるでしょう。

ただ、この女性の落ち度はわざわざその本音を公開してしまった事ですね。
親しい仲間にちょろっと話す分には何の問題もないでしょうけど、Twitterで言う必要があるのかな?とは思いました。
当然、悪気はないのでしょうし、軽い気持ちでちょっと呟いただけなんでしょうけど。

そもそも、面接だけでその人柄が理解できるわけがありません。
私もこれまで何百人と面接をしてきましたが、この人なら頑張ってくれそう、って思って採用してもすぐ辞めたりとかそんなのザラにあります。
逆に、この人は難しいかな?ひとまず採用してみよう、みたいな人がどんどん出世していくのも見てきました。
わずか数十分の面接で会社に合う人材かどうかを見抜けたら、この世に人材紹介サービスなんて存在しませんよね。

で、今回の件で一番引っかかった事が、入社後の気持ちの変化について割と誰も触れていなかった事です。
入社前は踏み台にしてやろうって思ってたけど、入社してから気持ちが変わってもっと頑張ろうと思っている、なんて言う事はいくらでもあると思うのです。
何かきっかけがあると人は大きく変わります。

この女性は努力不足という現在の問題を認識されてるようですし、これからもっと努力すれば優秀な人材になっていける可能性を秘めています。
エンジニアである以上、一生勉強する必要はありますし、それが出来なければ淘汰されるだけです。
今すごいやる気があっても、1年後にその気持ちが無くなってしまう人だっています。
先の事は誰にもわからんのです。

SESが下とか、自社開発が上とか、そんなの自分が誇りをもって仕事をしていればどうでもいい事です。
ちょっとした失言くらい許してあげれば良いのになぁ、と思った次第です。